042-701-1871
対応時間
平日 10時~17時00分
定休日
土・日・祝日

【弁護士が解説】相続人の廃除とは?目的や要件など/井上雅彦法律事務所

井上雅彦法律事務所 > 相続 > 【弁護士が解説】相続人の廃除とは?目的や要件など

【弁護士が解説】相続人の廃除とは?目的や要件など

相続は本来、相続は亡くなったひとの財産を法律で定められた相続人が承継することです。

しかし、すべての相続人が必ずしも被相続人と良好な関係を保てるわけではありません。

中には、相続人としての権利を認めることがふさわしくないケースも存在します。

今回は、相続人の廃除の目的や、実際に認められる要件を解説いたします。

相続人の廃除とは

相続人の廃除とは、法律上の相続権を持つひとを、被相続人(亡くなった方)の意思表示を前提として家庭裁判所の判断によって相続人から外す制度です。

通常、配偶者や子ども、父母などの直系尊属は、民法に基づいて遺留分を有する法定相続人となります。

しかし一定の重大な事由があり、「相続人としての資格が著しくふさわしくない」と判断される場合には、家庭裁判所の審判によって相続人の廃除が認められることがあります。

相続人の廃除の目的

相続人の廃除は、単に感情的な理由で相続権を奪うための制度ではありません。

被相続人に対して著しい非行や虐待行為などを行った推定相続人に、財産を引き継がせるのを防ぐことを目的としています。

相続人の廃除が認められる要件

相続人の廃除は、単なる感情的な対立や、不仲では認められません。

民法第892条に定められた、一定の重大な事情がある場合に限って認められます。

具体的な要件は以下のとおりです。

 

  • 被相続人への虐待
  • 被相続人への重大な侮辱
  • その他の著しい非行

 

それぞれ確認していきましょう。

被相続人への虐待

身体的な暴力だけでなく、精神的な虐待も含まれます。

長期間にわたり暴力を振るったり、必要な介護や生活の支援を故意に怠ったりする行為が該当します。

被相続人への重大な侮辱

社会通念上、到底許されないような言動によって被相続人の名誉や尊厳を傷つける行為です。

たとえば、公衆の面前で人格を否定する発言を繰り返したケースなどが考えられます。

その他の著しい非行

家庭生活や社会生活において、相続人としての立場を著しく損なうような非行がある場合です。

多額の借金や犯罪行為によって家族に深刻な影響を及ぼした場合などが該当します。

まとめ

相続人の廃除は、家庭裁判所での手続きが必要です。

要件を満たすかどうかは、個別事情に応じて慎重に判断されます。

廃除を検討する場合や、逆に自分が廃除される立場に置かれた場合には、法律の専門家の助言が欠かせません。

お悩みの際は、弁護士に早めに相談するとよいでしょう。

井上雅彦法律事務所が提供する基礎知識

  • ハラスメント(パワハラ・...

    職場でのハラスメントは、近年大きな問題となっています。その種類は大きく分けると以下の二つです。 ■セクハラセク...

  • 離婚裁判にかかる費用とは...

    離婚を考えたとき、裁判にまで発展するケースでは費用が気になるところです。離婚裁判には弁護士費用や裁判所に納める手数料など...

  • 町田の債務整理は井上雅彦...

    債務整理とは、今ある借金を減らしたり、借入先を一本化したり、借金を免除してもらうための制度の利用や交渉のことをいいます。...

  • 債務整理(個人再生、自己...

    個人再生や自己破産の債務整理を行う場合、開始手続の申立書にいくつかの書類を添付して、裁判所に申立てを行う必要があります。...

  • 家族信託の活用例

    家族信託の仕組みのもとで、実際に活用されている例についてみていきます。 ■遺言代用信託まず、自分の死後、遺言で...

  • 任意整理とは

    任意整理とは、直接、金融業者と交渉をして将来利息や遅延損害金の免除を求める方法となります。交渉がまとまった際には、毎月の...

  • 公正証書遺言を作成する際...

    遺言書には自ら作成する自筆証書遺言や、公証役場で作成する公正証書遺言などがあります。公正証書遺言の作成には費用がかかりま...

  • 財産分与

    「財産分与」とは、婚姻生活中にご夫婦が築き上げた財産を、離婚の際、それぞれの貢献度に応じて分配することを指す言葉です。「...

  • 物損事故

    ■物損事故 交通事故における物損事故とは、交通事故によって人の死亡・傷害などが生じず、物についての損害のみが生じた場合を...

  • 相続財産の調査方法

    相続が発生すると、有効な遺言書がある場合を除き「遺産分割協議」を行います。遺産分割協議を円滑に行うため、また協議後のトラ...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介 「 一期一会 」

井上弁護士の写真
代表弁護士
井上雅彦(いのうえ まさひこ)
ご挨拶

ひとつひとつの出会いを大切にし、皆様が抱えている問題に対し、法律的見地から、よりよい解決ができるよう力を尽くしております。

お気軽にご相談下さい。

略歴

昭和41年生まれ

東京大学法学部 卒業

平成12年10月 神奈川県弁護士会登録

平成12年10月 井上雅彦法律事務所開設

平成25年 9月 東京地方税理士会登録

取扱い民事事件
  • 相続(遺産分割、遺留分減殺、遺言等)
  • 成年後見
  • 夫婦関係(離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与等)
  • 交通事故(物損、後遺症、死亡事故等)
  • 債務整理(任意整理、過払い請求、破産、個人再生等)
  • 不動産(家賃滞納、借地権等)
  • 医療過誤、契約書作成、契約書チェック
  • その他民事事件一般
沿革

平成12年10月 事務所を開設

平成17年6月 北口に事務所を移転

事務所概要

事務所紹介

当事務所は、小田急線相模大野駅徒歩1分の場所に位置しております。

ご来所される方は相模原市内を始め、町田市、小田急線沿線にお住まいの方など幅広い地域の方々から、ご相談、ご依頼をお受けしております。かつて依頼をお受けした方からのご紹介も多く、皆様より信頼をいただいております。最近の傾向としては、遺産分割、成年後見、交通事故、離婚等の事件の取扱いが増えております。

かかりつけのお医者様「ホームドクター」のように、法律のスペシャリスト「ホームローヤー」として皆様のお役に立つことができますようにと願っております 。

事務所名 井上雅彦法律事務所
代表者 弁護士 井上 雅彦
所在地 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-14-9 IL CIELO B・E号
アクセス 小田急線 相模大野駅 より徒歩1分
電話番号/FAX番号 042-701-1871 / 042-701-1813
営業時間 平日10:00-17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
相模大野駅の看板

ページトップへ