042-701-1871
対応時間
平日 10時~17時00分
定休日
土・日・祝日

生前贈与のメリットと手続き方法/井上雅彦法律事務所

井上雅彦法律事務所 > 相続 > 生前贈与のメリットと手続き方法

生前贈与のメリットと手続き方法

生前贈与のメリットと、手続き方法についてご紹介いたします。

 

遺言書に不備があれば故人の希望を反映させることができない場合があるところ、生前贈与を行えば、贈与者が相手を自由に選択でき、何を贈与するかも自由に決めることができます。
したがって、特定の財産を指名した相手に確実に承継したい場合に、大きなメリットがあるといえます。

 

また、以下の制度を利用すれば、相続税の対象となる財産を減らしつつ生前贈与を行うことで、節税効果を見込めるというメリットがあります。

 

・暦年贈与
生前贈与の基本は、暦年贈与を活用することです。
受け取る人が1月1日から12月31日までの1年間に受け取った財産の合計額が110万円を超えなかった場合、贈与税は発生しません。
すなわち、贈与した人数×110万円×贈与した年数分、無課税で贈与することができます。

 

贈与する際に特に手続きはなく、誰でも簡単に行うことができます。
ただし、税務署に生前贈与を否認されて、贈与額に対して相続税が課税されてしまうことを避けるために、生前贈与であったことの証拠を残す必要があります。
証拠を残す方法として、贈与の度に贈与の契約書を作成することや、現金の手渡しではなく銀行振込みなどで記録を残しておくことが考えられます。

 

・教育資金一括贈与特例
教育資金一括贈与特例では、祖父母から、教育資金として金銭等の贈与があった場合、1,500万円までの金額に相当する部分については、金融機関等の営業所等を経由して教育資金非課税申告書を提出することにより、贈与税が非課税になります。

 

・住宅取得資金贈与
住宅取得資金贈与とは、平成27年1月1日から令和3年12月31日までの間に、自分が住むための家屋を取得、新築、増改築等をする代金に、父母や祖父母から贈与された金銭をあてる場合において、一定の要件を満たすときは、規定された非課税限度額までの金額について、贈与税が非課税となる特例です。

 

ただし、住宅取得資金贈与には様々な要件があり、全てを満たしていなければ非課税の特例にはあたりません。
要件には、受け取る者が、贈与を受けた年の1月1日において20歳以上であること、贈与を受けた年の年分の所得税にかかる合計所得金額が2,000万円以下であること、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、贈与された代金額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること、などがあります。

 

非課税の特例の適用を受けるためには、申告書に一定の書類を添付して、納税地の所轄税務署に提出する必要があります。

 

井上雅彦法律事務所は神奈川県横浜市・相模原市・厚木市、東京都町田市などを中心に皆様からご相談を承っております。
「生前贈与」など遺産相続に関するあらゆる問題に対応しておりますので、お困りの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。豊富な知識と経験から、ご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。

井上雅彦法律事務所が提供する基礎知識

  • 【交通事故の相手が無保険...

    交通事故の被害に遭った場合で、加害者が任意保険に加入していない無保険だったというケースもあります。こうした場合に、被害者...

  • 任意整理とは

    任意整理とは、直接、金融業者と交渉をして将来利息や遅延損害金の免除を求める方法となります。交渉がまとまった際には、毎月の...

  • 慰謝料(不貞行為など)

    離婚における「慰謝料」とは、婚姻生活中に精神的に苦痛を受けた場合、その精神的被害に対して支払われる損害賠償のことを指しま...

  • 面会交流権

    「面会交流権」とは、お子様と離れて暮らしている親が、お子様と会うことや連絡を取ることなどを指す権利です。上記以外にも、お...

  • 物損事故

    ■物損事故 交通事故における物損事故とは、交通事故によって人の死亡・傷害などが生じず、物についての損害のみが生じた場合を...

  • 自筆証書遺言の検認|流れ...

    遺言の種類として「自筆証書遺言」、「公正証書遺言」、「秘密証書遺言」の3つが存在します。これらのうち、「公正証書遺言」の...

  • 代襲相続とは?

    ■代襲相続とは代襲相続とは、相続人となる者が一定の事由によって相続権を失ったとき、その者の子が相続分を直接相続することを...

  • 交通事故で骨折した場合の...

    交通事故の被害に遭ってしまった場合、加害者に対して、治療費などの実費はもちろんですが、不法行為に基づく慰謝料請求も行うこ...

  • 賃金・残業代未払い

    給料・残業代が未払いの状態である場合には、いくつかの策を講じることで会社に対して未払い分の支払いを求めることができます。...

  • 離婚後の姓と戸籍

    対処しなければならない問題が山積している離婚問題の中で、ともすると注目されにくいのが「離婚後の氏と戸籍」に関する問題です...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介 「 一期一会 」

井上弁護士の写真
代表弁護士
井上雅彦(いのうえ まさひこ)
ご挨拶

ひとつひとつの出会いを大切にし、皆様が抱えている問題に対し、法律的見地から、よりよい解決ができるよう力を尽くしております。

お気軽にご相談下さい。

略歴

昭和41年生まれ

東京大学法学部 卒業

平成12年10月 神奈川県弁護士会登録

平成12年10月 井上雅彦法律事務所開設

平成25年 9月 東京地方税理士会登録

取扱い民事事件
  • 相続(遺産分割、遺留分減殺、遺言等)
  • 成年後見
  • 夫婦関係(離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与等)
  • 交通事故(物損、後遺症、死亡事故等)
  • 債務整理(任意整理、過払い請求、破産、個人再生等)
  • 不動産(家賃滞納、借地権等)
  • 医療過誤、契約書作成、契約書チェック
  • その他民事事件一般
沿革

平成12年10月 事務所を開設

平成17年6月 北口に事務所を移転

事務所概要

事務所紹介

当事務所は、小田急線相模大野駅徒歩1分の場所に位置しております。

ご来所される方は相模原市内を始め、町田市、小田急線沿線にお住まいの方など幅広い地域の方々から、ご相談、ご依頼をお受けしております。かつて依頼をお受けした方からのご紹介も多く、皆様より信頼をいただいております。最近の傾向としては、遺産分割、成年後見、交通事故、離婚等の事件の取扱いが増えております。

かかりつけのお医者様「ホームドクター」のように、法律のスペシャリスト「ホームローヤー」として皆様のお役に立つことができますようにと願っております 。

事務所名 井上雅彦法律事務所
代表者 弁護士 井上 雅彦
所在地 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-14-9 IL CIELO B・E号
アクセス 小田急線 相模大野駅 より徒歩1分
電話番号/FAX番号 042-701-1871 / 042-701-1813
営業時間 平日10:00-17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
相模大野駅の看板

ページトップへ