042-701-1871
対応時間
平日 10時~17時00分
定休日
土・日・祝日

症状固定のデメリット|後遺障害認定との関係性は?/井上雅彦法律事務所

井上雅彦法律事務所 > 交通事故 > 症状固定のデメリット|後遺障害認定との関係性は?

症状固定のデメリット|後遺障害認定との関係性は?

交通事故によって重い怪我を負ってしまい治療を続けている方の中には、相手方の任意保険会社から症状固定を急がされている、あるいは治療費を打ち切ると言われているが症状固定にしなければならないのだろうか、といった不安をお抱えの方もいらっしゃるかと思います。

本稿では、症状固定を早期に行うことのデメリットと後遺障害等級認定との関係性についてご説明していきます。

症状固定とは

症状固定とは、交通事故で負った怪我について、これ以上治療しても症状が改善しない、事故前と同じ状態には戻らないと判断された状態のことをいいます。

症状固定は、被害者の意見を聞きつつ主治医の判断によって行います。

 

なお、治療費や休業損害、入通院慰謝料などは事故によって負った怪我の治療過程に支払われる金銭であるため、症状固定が行われるとそれらの支払いは終了します。

そのため、症状固定後のリハビリや治療にかかる費用は、現状維持のために必要な場合以外、原則として被害者側が負担します。

 

また、症状固定には、後遺障害分に対する損害賠償請求権の消滅時効についての起算点となるという効果もあり、症状固定の翌日から5年が経過すると後遺障害分に対する損害賠償請求権は行使することができなくなります。

症状固定のデメリット

上述のとおり、症状固定とされることでその後のリハビリや治療にかかる費用は原則として自己負担です。

そのため、症状固定とされることそのもののデメリットというよりも、本来必要である治療を打ち切って早期に症状固定とされてしまうことは、自腹で治療を受けなければならなくなるといった面で、デメリットが生じるといえます。

さらに、症状固定を本来必要である治療を打ち切って早期に行ってしまうことで、後遺障害等級認定にも影響を及ぼすことも考えられます。

後遺障害認定との関係性

症状固定がなされた時点で、被害者が交通事故によって負った後遺障害の重さに関する判断が可能になり、これによって、後遺障害の重さを等級によって表す後遺障害等級の認定も可能になります。

被害者は、症状固定後、後遺症が残存した場合には、後遺障害等級認定を被害者請求や事前認定の方法で行います。

このとき、症状固定の時期が早すぎてしまうと、後遺障害認定の審査時に、治療には相当の期間を要しなかったなどと判断され、実際よりも軽い等級認定結果となったり、場合によっては後遺障害等級非該当の認定を受けてしまうというリスクが生じます。

交通事故は井上雅彦法律事務所におまかせください

症状固定を本来治療が必要な期間よりも早期に行うことは、症状固定後の治療費の負担が自腹になるほか後遺障害等級認定にも影響を及ぼすことから、損害賠償額にも大きく影響してきます。

交通事故で身体的なダメージを負っている中で、相手方との交渉を自分で行うことは精神的な負担も大きいものです。

弁護士に依頼することで、負担の大きい相手方とのやり取りや手続きから解放され、自身は治療に専念することができます。

井上雅彦法律事務所では、交通事故に詳しい弁護士が在籍しています。

お困りの方はお気軽に一度ご相談ください。

井上雅彦法律事務所が提供する基礎知識

  • 【交通事故の相手が無保険...

    交通事故の被害に遭った場合で、加害者が任意保険に加入していない無保険だったというケースもあります。こうした場合に、被害者...

  • 個人再生すると官報に掲載...

    ■官報とは官報は普段あまり目にする機会はないかと思います。官報は国が休日以外毎日発行する文書であり、政府が国民に知らせる...

  • 単純承認・相続放棄・限定...

    単純承認・相続放棄・限定承認は、どの範囲において相続をするのか、しないのかが異なります。 ■単純承認単純承認と...

  • 慰謝料・損害賠償

    ■慰謝料・損害賠償 交通事故における損害賠償の対象になる損害は、人身事故では大きく「財産的損害」と「精神的損害」の2つに...

  • 親権と監護権

    数ある離婚問題のうち、最も争いが長期化しやすい問題の一つといえるのが「お子様の親権」に関する問題です。しかし、「親権」と...

  • 慰謝料(不貞行為など)

    離婚における「慰謝料」とは、婚姻生活中に精神的に苦痛を受けた場合、その精神的被害に対して支払われる損害賠償のことを指しま...

  • 町田の債務整理は井上雅彦...

    債務整理とは、今ある借金を減らしたり、借入先を一本化したり、借金を免除してもらうための制度の利用や交渉のことをいいます。...

  • 相続財産の調査方法

    相続が発生すると、有効な遺言書がある場合を除き「遺産分割協議」を行います。遺産分割協議を円滑に行うため、また協議後のトラ...

  • ハラスメント(パワハラ・...

    職場でのハラスメントは、近年大きな問題となっています。その種類は大きく分けると以下の二つです。 ■セクハラセク...

  • ヤミ金被害

    「消費者金融で借入が出来なかったから、ついヤミ金に手を出してしまった。」原因は人によって様々ですが、ヤミ金から借金をして...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介 「 一期一会 」

井上弁護士の写真
代表弁護士
井上雅彦(いのうえ まさひこ)
ご挨拶

ひとつひとつの出会いを大切にし、皆様が抱えている問題に対し、法律的見地から、よりよい解決ができるよう力を尽くしております。

お気軽にご相談下さい。

略歴

昭和41年生まれ

東京大学法学部 卒業

平成12年10月 神奈川県弁護士会登録

平成12年10月 井上雅彦法律事務所開設

平成25年 9月 東京地方税理士会登録

取扱い民事事件
  • 相続(遺産分割、遺留分減殺、遺言等)
  • 成年後見
  • 夫婦関係(離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与等)
  • 交通事故(物損、後遺症、死亡事故等)
  • 債務整理(任意整理、過払い請求、破産、個人再生等)
  • 不動産(家賃滞納、借地権等)
  • 医療過誤、契約書作成、契約書チェック
  • その他民事事件一般
沿革

平成12年10月 事務所を開設

平成17年6月 北口に事務所を移転

事務所概要

事務所紹介

当事務所は、小田急線相模大野駅徒歩1分の場所に位置しております。

ご来所される方は相模原市内を始め、町田市、小田急線沿線にお住まいの方など幅広い地域の方々から、ご相談、ご依頼をお受けしております。かつて依頼をお受けした方からのご紹介も多く、皆様より信頼をいただいております。最近の傾向としては、遺産分割、成年後見、交通事故、離婚等の事件の取扱いが増えております。

かかりつけのお医者様「ホームドクター」のように、法律のスペシャリスト「ホームローヤー」として皆様のお役に立つことができますようにと願っております 。

事務所名 井上雅彦法律事務所
代表者 弁護士 井上 雅彦
所在地 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-14-9 IL CIELO B・E号
アクセス 小田急線 相模大野駅 より徒歩1分
電話番号/FAX番号 042-701-1871 / 042-701-1813
営業時間 平日10:00-17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
相模大野駅の看板

ページトップへ