042-701-1871
対応時間
平日 10時~17時00分
定休日
土・日・祝日

【交通事故の相手が無保険だった】慰謝料を獲得することは可能?/井上雅彦法律事務所

井上雅彦法律事務所 > 交通事故 > 【交通事故の相手が無保険だった】慰謝料を獲得することは可能?

【交通事故の相手が無保険だった】慰謝料を獲得することは可能?

交通事故の被害に遭った場合で、加害者が任意保険に加入していない無保険だったというケースもあります。

こうした場合に、被害者が請求できる慰謝料などさまざまな損害賠償を加害者が支払うことができるのか、どうやって補償を受けることができるのか不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本記事では加害者が無保険であった場合に慰謝料を請求することは可能なのかについて解説します。

無保険とはどういった状態?

一般的に無保険車とは、任意保険に加入していない状態で運転されている自動車のことをいいます。

すなわち、無保険の状態では、被害者は任意保険からの補償を受けることはできません。

他方で、自動車を所有する人に法律で加入を強制している自賠責保険があります。

この自賠責保険は対人の補償のみを対象としており、交通事故の被害者の損害を救済する目的で作られた制度です。

そのため、無保険の自動車と事故をし、ケガをしてしまった場合には自賠責保険を利用した補償を受けることが可能です。

自賠責保険で補償の対象になる慰謝料と金額

では、自賠責保険で補償の対象になる慰謝料にはどのようなものがあるのでしょうか。

この点については、①入通院慰謝料、②後遺障害慰謝料、③死亡慰謝料の3種類が対象です。

金額については、入通院慰謝料は日額4300円、後遺障害慰謝料については認定された後遺障害の等級によって異なりますが32万円~1850万円の範囲内で、死亡慰謝料については400万円~1350万円となります。

自賠責保険で受けられる補償額は低い?

一般的に、自賠責保険で受けられる補償は最低限の補償となっています。

そのため、任意保険での基準で補償を計算した場合や、弁護士に交渉を依頼した場合や裁判などで用いられる弁護士基準で補償を計算した場合と比較すると、非常に低額の補償となる傾向にあります。

また、自賠責保険の補償は対人のみとなるため、自動車などに生じた被害については補償の対象外となります。

こうした点も、任意保険等でされる補償と比較して自賠責保険が低額の補償になるといった結論に影響しています。

交通事故は井上雅彦法律事務所にご相談ください

相手方が任意保険に加入していない無保険であった場合であっても、自賠責保険からの補償を受けることは可能です。

ただし、自賠責保険の補償は低額になりがちで、発生した損害全てを補償するのは困難です。

自賠責保険の補償を超えた部分については、加害者本人への請求も可能とはなるものの、交通事故などの専門的な知識を要する損害賠償請求について、個人間での交渉を行うのは精神的にも肉体的にも非常に負担が重いものです。

こうした負担を軽減させるためにも、交通事故については専門家である弁護士に相談するのが望ましいといえます。

無保険の自動車と事故に遭ってしまった方は、お気軽に井上雅彦法律事務所へご相談ください。

井上雅彦法律事務所が提供する基礎知識

  • 財産分与の対象になるもの...

    財産分与とは、離婚する際、配偶者の財産をお互いに分けることを指します。離婚時の財産分与は民法で認められており、退職金も財...

  • 相続放棄のメリットとデメ...

    相続放棄とは、被相続人の相続財産を一切引き継がないことをいいます。 放棄、というとあまりいいイメージが浮かばな...

  • 人身事故の示談交渉を弁護...

    「交通事故の被害に遭ってしまったが、加害者側とどのように示談交渉をすすめればよいのかが分からない。」「加害者側が主張する...

  • パワハラの慰謝料相場|証...

    パワハラにより精神的苦痛などの損害を受けた場合、どのような請求をできるでしょうか。また、慰謝料はどれくらいでしょうか。ハ...

  • 家族信託の活用例

    家族信託の仕組みのもとで、実際に活用されている例についてみていきます。 ■遺言代用信託まず、自分の死後、遺言で...

  • 自筆証書遺言の検認|流れ...

    遺言の種類として「自筆証書遺言」、「公正証書遺言」、「秘密証書遺言」の3つが存在します。これらのうち、「公正証書遺言」の...

  • 個人再生すると官報に掲載...

    ■官報とは官報は普段あまり目にする機会はないかと思います。官報は国が休日以外毎日発行する文書であり、政府が国民に知らせる...

  • 相続財産の調査

    遺産分割に際して、被相続人が生前有していた財産や債務、すなわち相続財産を確認しておく必要があります。相続財産は、財産の種...

  • 自己破産とは

    自己破産とは、裁判所で手続を踏むことにより、すべての借金を免責して貰う債務整理の方法となります。免責を受けることができれ...

  • 遺産の使い込み

    遺産を親族等により勝手に使い込まれたことを原因として、親族内で紛争が起こるケースは少なくありません。遺産の使い込みをした...

よく検索されるキーワード

代表弁護士紹介 「 一期一会 」

井上弁護士の写真
代表弁護士
井上雅彦(いのうえ まさひこ)
ご挨拶

ひとつひとつの出会いを大切にし、皆様が抱えている問題に対し、法律的見地から、よりよい解決ができるよう力を尽くしております。

お気軽にご相談下さい。

略歴

昭和41年生まれ

東京大学法学部 卒業

平成12年10月 神奈川県弁護士会登録

平成12年10月 井上雅彦法律事務所開設

平成25年 9月 東京地方税理士会登録

取扱い民事事件
  • 相続(遺産分割、遺留分減殺、遺言等)
  • 成年後見
  • 夫婦関係(離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与等)
  • 交通事故(物損、後遺症、死亡事故等)
  • 債務整理(任意整理、過払い請求、破産、個人再生等)
  • 不動産(家賃滞納、借地権等)
  • 医療過誤、契約書作成、契約書チェック
  • その他民事事件一般
沿革

平成12年10月 事務所を開設

平成17年6月 北口に事務所を移転

事務所概要

事務所紹介

当事務所は、小田急線相模大野駅徒歩1分の場所に位置しております。

ご来所される方は相模原市内を始め、町田市、小田急線沿線にお住まいの方など幅広い地域の方々から、ご相談、ご依頼をお受けしております。かつて依頼をお受けした方からのご紹介も多く、皆様より信頼をいただいております。最近の傾向としては、遺産分割、成年後見、交通事故、離婚等の事件の取扱いが増えております。

かかりつけのお医者様「ホームドクター」のように、法律のスペシャリスト「ホームローヤー」として皆様のお役に立つことができますようにと願っております 。

事務所名 井上雅彦法律事務所
代表者 弁護士 井上 雅彦
所在地 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-14-9 IL CIELO B・E号
アクセス 小田急線 相模大野駅 より徒歩1分
電話番号/FAX番号 042-701-1871 / 042-701-1813
営業時間 平日10:00-17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
相模大野駅の看板

ページトップへ