過失割合
■過失割合
・過失相殺とは
過失相殺は、裁判や示談交渉で損害賠償額を定める際に、被害者側にも落ち度があった場合には、公平を図るために被害者の落ち度を考慮して賠償額を定める制度です(民法722条2項)。
・過失割合とは
過失割合は、被害者と加害者の過失の程度を比率で表したものです。過失割合は、過去の事例の積み重ねによって、実務上一定の基準が定着しています。過失割合は、裁判では裁判官が、示談交渉においては、任意保険の担当者等との交渉で決定していくことになります。
過去の事例は、当事者の種類(自動車・自転車・人)や現場の状況(衝突の状況・道路状況)によって類型化されており、過去の類似の事例を基礎に過失割合が決まっていきます。過失割合については、加害者と被害者で主張が異なることが多々ありますが、被害者としては、自らの主張を根拠づけるために、目撃証言や、ドライブレコーダーの映像を準備し、立証していくことになります。
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