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遺言書の種類と効力/井上雅彦法律事務所

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遺言書の種類と効力

■遺言書の種類
遺言書は、一般に以下のような種類に分けることができます。

 

・自筆証書遺言
自筆証書遺言とは、遺言者本人が自分で紙とペンなどを用いて作成するものをいいます。
いつでも自分だけで作成できるため負担は小さいといえますが、形式等に誤りが生じやすいため注意が必要です。

 

・公正証書遺言
公正証書遺言とは、遺言者が2人の証人とともに公証役場へ出向き、そこで遺言の内容を公証人に聞き取ってもらい、これに基づき作成してもらうものをいいます。
比較的手間はかかりますが、公証人が作成するため形式等に誤りが生じる恐れがなく、また作成した遺言書は公証役場で保管されるため、第三者による破棄・改ざん等の危険もありません。

 

・秘密証書遺言
秘密証書遺言とは、遺言者本人が自分で作成した遺言書を封筒などに封印して、これを公証役場に持っていき、その遺言の存在について公証人に保証してもらうものをいいます。
遺言書は遺言者が持ち帰って保管します。
遺言の内容を秘密にしておきたいときに用いられる手法です。

 

■遺言書の検認
自筆証書遺言と秘密証書遺言については、開封の際に家庭裁判所による検認が必要になる場合があります。
最近の民法改正により、自筆証書遺言を法務局で保管する制度が創設され、この制度を利用した場合、検認は不要となります。
遺言書を自宅で保管していた場合には、基本的に検認が必要となります。

 

■遺言書の効力
遺言書があった場合には、基本的にその内容通りに財産が承継され、法定相続分や遺産分割協議に影響されることはありません。
したがって、遺言書によれば、内縁の妻等、本来の法定相続人でない人に相続を行ったり、特定の人に多く財産を分けたりと、比較的被相続人の思い通りに財産を割り振れることになります。

 

しかし、一定の法定相続人には、最低限度の遺産の取り分として遺留分が定められているため、これを無視した遺言の内容を定めても、当該相続人は自身の遺留分について請求できます。

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井上雅彦(いのうえ まさひこ)
ご挨拶

ひとつひとつの出会いを大切にし、皆様が抱えている問題に対し、法律的見地から、よりよい解決ができるよう力を尽くしております。

お気軽にご相談下さい。

略歴

昭和41年生まれ

東京大学法学部 卒業

平成12年10月 神奈川県弁護士会登録

平成12年10月 井上雅彦法律事務所開設

平成25年 9月 東京地方税理士会登録

取扱い民事事件
  • 相続(遺産分割、遺留分減殺、遺言等)
  • 成年後見
  • 夫婦関係(離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与等)
  • 交通事故(物損、後遺症、死亡事故等)
  • 債務整理(任意整理、過払い請求、破産、個人再生等)
  • 不動産(家賃滞納、借地権等)
  • 医療過誤、契約書作成、契約書チェック
  • その他民事事件一般
沿革

平成12年10月 事務所を開設

平成17年6月 北口に事務所を移転

事務所概要

事務所紹介

当事務所は、小田急線相模大野駅徒歩1分の場所に位置しております。

ご来所される方は相模原市内を始め、町田市、小田急線沿線にお住まいの方など幅広い地域の方々から、ご相談、ご依頼をお受けしております。かつて依頼をお受けした方からのご紹介も多く、皆様より信頼をいただいております。最近の傾向としては、遺産分割、成年後見、交通事故、離婚等の事件の取扱いが増えております。

かかりつけのお医者様「ホームドクター」のように、法律のスペシャリスト「ホームローヤー」として皆様のお役に立つことができますようにと願っております 。

事務所名 井上雅彦法律事務所
代表者 弁護士 井上 雅彦
所在地 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-14-9 IL CIELO B・E号
アクセス 小田急線 相模大野駅 より徒歩1分
電話番号/FAX番号 042-701-1871 / 042-701-1813
営業時間 平日10:00-17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
相模大野駅の看板

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